Baseball Operation System

【2019年2月18日更新】
ベースボールオペレーションシステムのまとめです。

基本

現場とフロントがチーム編成に関して客観的な数値に基づく共通の理解のもと、選手を適正かつ監督・コーチ変更の度に指導方針が変わってしまわないよう次のコーチに引き継がせる、またベテランを適宜放出することで、年俸総額を抑えながらチーム力を維持、登録選手全員を戦力として活用する事を目標としたもの。
マネーボール理論に基づくコストパフォーマンスを意識した球団経営。
試合分析、スカウト活動、選手査定、(ドラフト、育成含む)、各球団別情報、トレーナー情報等を統括するITシステム。
ここでは主にスカウティングについて扱う。
選手採点
S 60〜70点台 ベストナインクラス
A 50〜60点台 一軍レギュラークラス
B 40〜50点台 一軍控えクラス
C 30〜40点台 一軍二軍往復クラス
選手分類
主力 レギュラークラスの選手
控え レギュラーをうかがう選手
在庫 育成の余地がない選手
育成 育成の余地がある選手

意欲、年俸、年齢、成績を総合的に判断し、伸びしろが期待できない「不良在庫」の対象となった選手は赤字表示される。
チーム統括本部
監督コーチの人選および、チーム編成に関する全権を持ち、オーナーあるいは社長でもチーム統括本部の決定を覆すことはない。



方針

テキサスレンジャーズと業務提携中

経営
試合に関する収入に多くを望めず、移動費支出、球場使用料が高いことから、総額で25億円弱の年俸に抑える必要がある。高額で成績下降期に入った主力を売り、その後継者育成の資金に充てる。

獲れる選手ではなく、チーム強化のために獲りたい選手を指名する
山田前GMが浸透させた方針。大谷翔平の高卒メジャーを遮っての獲得はこの方針によるもの。柿木、白村、山口裕次郎ら、下位指名で、上位から漏れた選手や上位縛りのある選手の指名が多いのもこの方針が影響している。
実戦に勝る練習なし
試合経験を最も重視。そのため、高校生は一定レベル以上の二軍即戦力クラスを獲得。
登録選手65人
一軍登録28人、故障者10人、2軍先発投手6人、体力づくり組5人を引くと投手野手合わせて16人しか残らない。

注)二軍試合数増により故障者も増え、育成枠を獲得する方針に移行。

控えが試合に出る割合は7%
7%に多額の投資は無意味。その7%は若手の出場枠にあてる。
投手 大学社会人主体
縦の角度と縦の変化球のコンビネーションを好む。球速、体力、大きく曲がる変化球は身体能力由来する。つまりトレーニング期間に由来することから高卒では未完成すぎるため、二軍のレベルに合わない。二軍のレベルについていける投手であれば高卒を取る。
野手 高卒主体
変化に慣れる。スピードに慣れる。これには反復が必要であり、神経伝達における反射能力を高めること。成長は打席数に比例する。高卒として伸びしろが大きいうちに、二軍の高いレベルの打席経験を積ませることを重視。
自主性 セルフコーチング
スポーツ心理学に基づく成長する選手の選別。自ら目標を決め、計画を立て、実行し、反省することができる。この自立した心理スキルを重視。やらさられる練習を好まない。コーチ陣にもこの点は徹底させ、本村幸雄選手教育ディレクターらが目標設定法の習得を支え、さらに社会人としての一般常識、人間教育施す。
PDCAサイクルの体得を進める。PDCAサイクルを体得している選手を評価する(中垣元トレーニングコーチ談)

例)大谷翔平 花巻東での目標設定
       平沼翔太 実行力
       石川亮 高校引退後も自主練
       立田将太 自らの意思で公立校へ



重視する指標

基礎データ
  • 身長・体重 180cm80kg目安
  • OPS(出塁率+長打率)
  • スカウト評
  • 成長期・好調の選手
  • 心理面 プロ志望 ハングリー精神 自律度 人が見ていないところでも練習できるか
  • 全国比 所属リーグのレベル
投手
  • 制球力・まとまり 実戦性(即戦力先発)
  • 球種数
  • アベレージ球速(即戦力リリーフ)
  • 体力 完投能力(先発)
  • 縦の角度
  • フォーム(高校生)
野手
  • 長打力 IsoP(長打力をチームの課題としていた時代)
  • 身体能力の高さ(足が速い、体格がある、肩が強い、筋出力が強い)
  • 完成度(即戦力野手)
  • 年間通して試合に出られる体力
指名選手と、同ポジションで日本ハムの後に指名された選手を見比べると投手・野手共に身長体重に差があった。谷元、武田久など低身長選手を獲得するイメージがあるかもしれないが基本的にはゴリゴリの体格評価。



《とんでもない選手になる可能性が高いのは高卒》

方針の合致するアマチーム
  • 花巻東高校
  • 関東一高
  • 二松学舎大付高校
  • 天理高校
  • 慶應義塾高
  • 柳ヶ浦高校
  • KBC学園未来高校
  • 桐蔭横浜大
  • 慶応大
パイプのあるチーム
  • 横浜高校 出身選手多い
  • 帝京高校 出身選手多い
  • 広陵高校 出身選手多い
  • 成田高校 岩舘スカウト出身
  • 創価高校
  • 浦和学院 今成スカウト家族出身
  • 桐蔭学園高 坂本スカウト出身
  • 徳島商業高校 加藤スカウト出身
  • 関西創価高校
  • 県立岐阜商高校 熊崎スカウト出身
  • 創価大
  • 東洋大 岩舘スカウト出身
  • 道都大 北広島市
  • 東芝 増井を下位指名
  • 日本生命
  • JR東日本
  • 新日鉄住金かずさマジック 玉井下位指名
  • 日本製紙石巻
  • セガサミー 齊藤勝下位指名
  • JX-ENEOS 屋宜下位指名
  • 王子
  • 石川ミリオンスターズ 提携
  • 群馬ダイヤモンドペガサス
  • 信濃グランセローズ
  • 福井ミラクルエレファンツ 
方針が合致しない パイプのないアマチーム
  • 亜細亜大学 軍隊式
  • 下関国際高 軍隊式
  • トヨタ自動車 下位指名拒否


高校生投手の獲得
180cm以上の長身で、決め球があること。左腕指名が増えている。石川直也の育成成功で、高卒の中継ぎ育成も可能に。
大学生投手の獲得
先発投手育成型であれば、180cm以上の長身と決め球があること。(フォークボールが高評価)
中継ぎは即戦力。140キロ後半の速球を持つこと。加えて制球力があること。
社会人投手の獲得
前年指名漏れ選手の指名も臆さず指名。基本的に中継ぎ投手は社会人と大卒から補充する。左腕は指名しない方向に動き始めている。先発即戦力の獲得には体格、球種、完投能力、制球力を重視。
高校生野手の獲得
体格と身体能力を重視。特に足が速いかではなく、しっかりと走動作ができているかどうかは重要。投手の野手指名も行う。ショート、センター、キャッチャーの指名を軸とするが、これは他ポジションへのコンバートが行いやすいためであり、人数が限られる日本ハム(特にファーム)ではユーティリティ性が非常に求められる。攻守の特徴はチーム事情によるが、外国人砲に頼っていた時期には石川慎、宇佐美、森本ら長打力を重視した。2軍の試合ですぐに一年間使える高校生を獲る。
大学生野手の獲得
チームに不足している部分をピンポイントで獲得する。数年後FA移籍が見込まれるポジションに対して、後継者候補として獲得。レギュラー確約ではなく、現有戦力の高卒組と競わせる。
社会人野手の獲得
大学、社会人の6年間よりも、高卒プロ入りでの2軍6年間の方が価値があるとの判断により、指名が途絶えている。
プロスカウティング
チームに不足している部分の獲得。
バックアップ、チームリーダー、盛り上げ役、若手の見本、勝負勘、コーチ候補、地元選手など。ドラフトで補うことのできない選手を獲得する。
監督人選
「育成で勝つ」という方針の理解と、ファンサービスに対して積極的かどうか。



フロント

アンチ巨人スピリット
大金で選手を獲得し、若い選手の出番を奪う「ザ・プロ野球」はやめよう。というのがフロントの根底にあるスピリット。東京時代の不遇からか打倒ジャイアンツ意識はリーグが異なるものの強い。
ところが国交断絶するわけではなく、貿易は盛ん。スキャンダルのあった二岡、巨人入りを熱望していた須永、出番を失っていた矢野など巨人の事情を汲んだ、機微に敏感なスカウティングでトレードを成立させている。

出番がないなら出す
登録人数に限りがある日本ハムにおいて余剰戦力ほどの無駄なコストはない。藤岡、今浪、今成、エスコバー、加藤政義。控えの控えは残しておかず、チャンスを得られる球団に放出する方針。特別な理由がなければ飼い殺しはしない。
現場介入
試合に向けて、スターティングメンバー決定会議にフロントの人間を交える、基本的には現場指導者の意思が尊重される。
コストカットトレード
シーズン中盤時点でシーズンBクラス濃厚であれば、高額の主力選手を放出し、若手のホープなど、チームに不足しているポイントの補強に行く。メジャー式経営理論を繰り出す。しかし、主砲、エースなどチームの核や人気選手の放出はなく、中継ぎ、ローテ投手などある程度代替の効くポジションで行なわれる。



ドラフト会議

スカウティングと育成で勝つ
ドラフトによる強化ができているため巧者と呼ばれるが、ドラフトという1つのボードゲームで考えると時折ばたつく。欲しい選手を出来るだけ下の順位で獲る駆け引きに出ることはなく、必要な順番で指名するスタイル。
ただし、独占情報の隠し玉は迷わず後半まで残す。
一番いい選手を獲りに行く
は誤りである。「チーム事情に対して、一番いい選手を獲りに行く」が正確。であるから、近藤健介と被る森友哉の指名はなかったし、スター不在の中で清宮は必要であったし、リリーフが充実している時に大石は即戦力ながら余剰戦力となる可能性があった。


トレード

読売ジャイアンツ
成績低迷に対して策を講じないことが企業としての責任問題になる読売ジャイアンツでは、トレードがしばしシーズン中に行われる。
東京ヤクルト
藤井秀悟、坂元弥太郎、川島慶三、押本、三木など後に移籍先で貴重な働きを見せる双方特をしたトレードもあり、余剰戦力の交換が時折行われる。
横浜DeNA
前日本ハムの高田繁GMが所属していることもあり、トレードが行われることが多い。藤岡の譲渡に対応したり、エスコバーの引き取り先になってもらったり、双方納得の形でトレードを行う。

北海道日本ハムファイターズBOS研究室

北海道日本ハムファイターズBOS研究室 北海道日本ハムファイターズの選手評価システムであるBOS。 自分の思考を、BOSに近づけることができれば、選手獲得動向を言い当てることができるのではないだろうか? そんな妄想から始まる思いつきの数々をお楽しみ下さい。 随時加筆修正してまいります。

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